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真鍋島は，中世には真鍋水軍の本拠地であった。その集落は，海の道を担った備讃諸島を代表する，歴史的な集落の一つである。路地が屈曲して互いに食い違い，十字路を形成していないのは，中世から続く防衛集落的な構造の名残と考えられる。
真鍋家住宅は由緒ある真鍋氏の居宅で，真鍋島を代表する古民家建築である。明治３年（1870）建築の主屋を中心として，旧郵便局舎，乾蔵，表門，倉庫及び納屋で構成されている。