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Shima愛!

白石島/人にふれあえるのは、田舎しかない!

Shima愛!
白石島/人にふれあえるのは、田舎しかない!

エイミー・チャベス(Amy Chavez)さん


このshima愛の企画を出した当初から是非、この方にインタビューを!という声があがっていたエイミーさん。現在は笠岡市の白石島に住んでいます。

アメリカ・オハイオ州出身で、1993年に日本に初めて来てから、白石島が気に入り移住。ジャパンタイムズのコラムニストとして、日本の様々な文化を海外に紹介されています。エイミーさんのエッセイは海外の方にはもちろん、日本人にとっても新しい発見がたくさんあります。インタビュー中、とてもよく笑い、楽しくお話をしてくださいました。

-日本に来たのはなぜですか?

大学の姉妹校が岡山市内にある中国短期大学だったので、英語を教えるために来日しました。
その時は大学がある岡山市に4年間住んでいました。

ーどうして白石島に住むことになったのですか?

私は岡山市に住んでいた時から田舎に行きたかったんです。エンターテイメントとか色々あるから街もいいけど、ゆっくりできないでしょ?わたしは文章を書く仕事をしているので、何もないところの方が時間的にゆとりがあっていいの。
あと、日本語を上達させるため。田舎にいったら英語ができない人が多いから(笑)。

人にふれあえるのは、田舎しかない!

私のような欧米人は、基本的に田舎が好きなんです。
田舎に行けば、日本の伝統的なことがわかるし、地元の人に触れ合える。食べ物も文化も違うことが体験できるから、本当の日本の生活が見えると思って日本の田舎を探してました。

外国人は、不便なところが好き!

海外、特に欧米から来る人は、その土地のありのままの姿を見たいと思っている人が多いと思う。不便で何もなくてもね。

ー 田舎がいいなと思って島をさがしたのですか?

最初から島に住もうと思ってはいなかったけど、行ってみたらいいなって感じたの。白石島には国際交流ヴィラがあって、以前に友達からすごくいいとこですよー、って聞いてたし、ヴィラは外国人が見るガイドブックにもよく載っているので知ってました。
ヴィラには5泊して、本を書いたらすごくいい感じに仕事が進んだんです。だから、チェックアウトする時に島に住む天野さんに空いてる部屋か家があったら教えてとお願いしました。
まぁ、全然連絡は期待してなかったけど。そしたら2日後に天野さんから電話がかかってきて「家が空いてるよー」って。

それで、島に空き家を見に行ったら、オーシャンビューですごくいい場所だった!
だけど、ちょっと問題があって…、トイレが日本の古いスタイルの汲み取り式の和式でした。
私は汲み取り式のトイレを見たことがなかったから、「えー!ここで住めるかな?」って不安になって…ふふふふ。

空き家を見た後で山に登ったら、とても素晴らしい見晴らしでした。すごく綺麗な瀬戸内海を見ていたら、「まぁ、トイレは大丈夫でしょ。」って思っちゃって!ははは。
エイミーさんの見た景色

山を降りた時、トイレに行きたくなって空き家に戻ろうと思ったけど、その時は公衆トイレを使いました。ふふふ。(家のトイレはその後改修して、和式から洋式にしました)
空き家を見に来てから2週間後に白石島に引っ越してきました。

ー 白石島の生活をはじめてどうでしたか?

最初、大家さんの家族とみんなで掃除して、住めるようにしました。すごくよかった。大家さんとはすごくいい関係です。
あと、隣の家の天野かずこさんは、20年くらい国際交流ヴィラの経理をしていた方なんです。外国人のことをよくわかっていて、すごくいいお隣さんになりました。私はラッキーでした!
最初は6ヶ月住めるということだったけど、今ではもう25年になりました。
最初の3年間は、大学で働いてたから週末だけ島に来てたけど、もっと文章を書きたかったから大学をやめて、島にずっと住むようになりました。
島にはいろんな行事があります。週末だけではなくて、平日の行事にも参加できるようになったのがすごくよかった!
ジャパンタイムズの記事を、毎週書いているから白石島のこともたくさん書きました。

ー白石島のおすすめなところは?
白石島には、お彼岸のときだけ四国八十八ヶ所めぐりみたいな巡礼があるんです。四国でやってるのは6週間くらいかかるけど、「白石島八十八ヶ所巡り」は島の中だけだから、島の人は1日くらいで、わたしでも2日くらいあったら巡れます。

白石島遍路道地図

ー冬の時期は海外にいるとのことですが、海外と白石島と行き来しているのでしょうか?
白石島の私の家は、冬すごく寒いんです。港の近くに家があるけど、断熱材を入れてない
ので風がすごい強くって!カーテンがウーウーなるくらい。毎日8時間から10時間くらいパソコンで文章を書いているので、寒いと手が使いにくくて大変。私は暖房に灯油を使うと頭が痛くなるから、エアコンを使ったんだけど全然たりなくてね。
家にいると寒いからトレッキングをしてました。島にはすばらしいハイキングコースがあるからね。
でも、なかなか仕事できんかったよ!! ははは!

トレッキング中のエイミーさん

それで島を出るか引っ越すか、何かしないといけないな、と思ってた時にテレビか新聞でバリ島旅行が往復で45,000円と書いてあるのを見つけたの。うちの暖房代、6畳と台所だけでそれぐらいになってる!とりあえずバリに行こう!と2週間行ってみた。
その時に気づいた! 私の仕事はどこにいてもできる仕事だわ!
今はオーストリアにいます(※インタビューは1月)。外は雪降ってるけど、アパートはぬくいよー。

ーエイミーさんは、白石島のリモートワーカーですね。
そうよ、私はね、ずっと前からリモートワークです! パソコンとインターネットさえあれば、原稿を書いて送ることができるので、どこにいても仕事ができる。白石島は、リモートで仕事をする人にとって、最高ですよ。自然と、温かい島の人に囲まれて仕事ができるんだから。

ーどんな方に移住はおすすめですか?
私みたいなライターや、アーティストなどはいいと思います!アーティストのコミュニティーを作れば、イベントもできるし、1週間限定の展示会なんかを企画すれば人がたくさん来てくれると思う。
不便なこともあるけど島の生活はお金がかからないからおすすめ。仕事によって色々あるかもしれないけど、私もバリ島に行けるようにもなったし!ははは。



著書には四国のお遍路について書いた『Running the Shikoku Pilgrimage: 900 Miles to Enlightenment』や日本のガイドブック『Guidebook To Japan: What The Other Guidebooks Won’t Tell You』があり、日本在住の英語圏の作家の本をまとめたサイト・コミュニティー「booksonasia.net」も主宰しています。
2018年6月に外国人旅行者向けに日本でのマナーやエチケットを書いたガイドブック『Amy’s Guide to Best Behavior in Japan: Do It Right and Be Polite!』も執筆されました。


インタビュー:2020年1月
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